米国の証券取引委員会(SEC)が ビットコイン ETFの9件の提案を拒否したため仮想通貨の価格は下落した。
Bitfinex取引所では、 ビットコインは約5,5%下落し、6,380.3ドル。
イーサリアムは8.0%下落し270.44ドル。
リップルも0.9%下げ0.31767 、 ライトコインは5.8%減の54.935ドル。
今回拒否されたETFは、ProSharesのビットコイン先物契約の2つのETF、GraniteSharesから別のETF、Direxionから5つのレバレッジドETFとインバースETF。
SECは詐欺やビットコイン市場の操作に関する懸念を表明し、提案については「国家証券取引所の規則は不正行為を防止するように設計されており、その規制当局の要求を満たしていない」とし、他ではビットコイン先物市場が「重要な市場規模」であることを示す証拠がないとも述べている。
ETFについては7月にも規制当局が同様の懸念を表明し、現物のビットコインを取引するウィンクル・ボス兄弟のETFを拒絶していた。
これまでのところ、SECはまだ仮想通貨に基づくETFを承認していない。規制当局は9月30日まで米アセットマネジメント会社のVanEck ETFの承認決定を延期したと7月に発表している。
ビットコインは昨年の12月には2万ドル近くの価格をつけていたが、今年に入りピーク時から66%近く下落している。
仮想通貨市場は8月初めに下落していたが、これはICOに参加していた投資家が仮想通貨市場の不確実性を懸念し、費用をカバーするために現金化していると報じられていた。