ドイツのハイコ・マース外務大臣が米国から独立した新たな決済システムを作る必要性を訴えたとフィナンシャル・タイムズが21日に報じた。仮想通貨業界にとって追い風になるのではないかという見方が出ている。
フィナンシャル・タイムズによると、背景にあるのは米国がイランの核合意から離脱を表明し今月初めにイランに対する経済制裁を再開したこと。米国の単独主義によってイランの企業と取引のある欧州企業に悪影響が出ることを回避する狙いがあるとみられる。また、国際銀行間通信協会(SWIFT)のシステムにも影響がある。例外事項がない限り、11月までに米国によって経済制裁の対象となったイランの銀行をネットワークから除外することが求められるという。