フロリダ州エステロ - レンタカー大手ハーツ・グローバル・ホールディングス（NASDAQ:HTZ）の株価は月曜日の取引開始直後に7%下落した。同社の第3四半期決算が予想を下回り、車両フリートに対して10億ドルの減損費用を計上したことが要因。
ハーツの調整後損失は1株当たり0.68ドルとなり、アナリスト予想の0.46ドルの損失を上回った。売上高は前年同期比5%減の26億ドルで、予想の26.9億ドルを下回った。
同社は四半期中に車両フリートに対して10億ドルの非現金減損費用を計上した。過去1年間の残存価値の低下を理由としている。ハーツによると、この減損のタイミングは、残りの保有期間におけるフリートからの予想キャッシュフロー創出の低下によるものだという。
ハーツのギル・ウェストCEOは「第3四半期も引き続き、持続可能な長期的株主リターンを実現するための基本に立ち返る戦略に焦点を当て、変革の実行に取り組みました」と述べた。
第3四半期の車両減価償却費は前年同期比87%増の9億3700万ドルとなった。同社は2025年末までにフリートの入れ替えをほぼ完了させる予定で、その時点で1台当たりの減価償却費は月300ドル未満に正常化すると予想している。
1日当たりの総収益は前年同期比でほぼ横ばいの62.63ドルだった。車両稼働率は前年の83%から82%とわずかに低下した。
ハーツは四半期末時点で16億ドルの企業流動性を保有していた。同社は事業変革が進行中であり、2025年末までに実質的に完了する見込みだとしている。
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