21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・「ポケモノミクス」は国策に
・ドル・円は107円20銭付近、ドルもみあい、経済対策期待の買いは一服
・日本郵船 (T:9101)、三菱ケミカル (T:4188)など8社のレーティング格上げ
■「ポケモノミクス」は国策に
日経平均は反発。
175.49円高の16857.38円(出来高概算10億6000万株)で前場の取引を終えている。
20日の米国市場では、NYダウが9営業日続伸で連日の最高値を更新。
ハイテクや金融に良好な決算発表が相次ぎ買いが先行し、この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は、大阪比165円高の16855円だった。
シカゴ先物にさや寄せする格好からギャップ・アップでスタートすると、前場半ばには一時16938.96円まで上げ幅を拡大させている。
売買代金トップは任天堂 (T:7974)となり、3%超の上昇となるなど、「ポケモノミクス」物色が継続。
また、政府・与党は、月内にもまとめる経済対策の事業規模を20兆円規模とする方向で調整に入ったと伝えられるなか、カジノ関連への物色が強まっている。
セクターでは鉱業、証券、保険、輸送用機器、機械、海運、非鉄金属、その他製品が上昇。
半面、陸運、医薬品、情報通信、水産農林が小安く推移している。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、過半数を占めている。
規模別指数では大型株指数の強さが目立つ。
日経平均は価格帯別出来高が積み上がっていた16600-16800円の抵抗を捉えてきている。
経済対策の事業規模を20兆円規模とする方向との報道や英国のメイ首相は「年内は離脱通知を行わない」と明言したことで、英国の欧州連合(EU)離脱問題による金融市場の動揺は沈静化する格好。
さらに任天堂 (T:7974)を柱とした「ポケモノミクス」への物色に広がりが見られていることが、市場の先高期待につながっている。
菅官房長官は「ポケモンGO」について、一般論として断った上で「わが国のコンテンツが海外を含めて広く親しまれることは極めて喜ばしい」と述べたと伝えられている。
「ポケモノミクス」が国策として意識されてくるなか、一段と物色対象に広がりがみられよう。
足元では歩きスマホによる事故などが懸念されているが、一方で米国では外出・ウォーキングの頻度が上がっており、脂肪燃焼度が上がっているほか、ミシガン小児病院で気落ちした子供たちにベッドから出て歩いてもらうために、ポケモンGOが用いられており、データヘルス関連としても注目。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は107円20銭付近、ドルもみあい、経済対策期待の買いは一服
21日午前の東京外為市場では、ドル・円はもみあいとなった。
日本政府による20兆円規模の経済対策への期待からドルは107円台を回復したが、その後ドル買いは一服した。
ドル・円は、日本政府による20兆円規模の経済対策に関する報道を受け107円台を回復し、日経平均株価が前日比200円超となった場面では、ドルは一時107円49銭まで上昇した。
また、日銀による追加緩和期待も円売りの支援材料となった。
その後、日経平均の上げ幅縮小を受けドル買いは一服したが、株高の継続でドル買い・円売りは後退していないようだ。
ランチタイムの日経平均先物が堅調地合いを維持しており、株高期待のドル買いは午後の取引でも続きそうだ。
一方、 ニュージーランド準備銀行は今朝、一段の金融緩和を示唆する内容の声明を発表したことでNZドル・円は急落となったが、ドル・円への影響は限定的だった。
ここまで、ドル・円は106円85銭から107円49銭、ユーロ・ドルは1.1006ドルから1.1027ドル、ユーロ・円は117円71銭から118円40銭で推移した。
12時20分時点のドル・円は107円20銭、ユーロ・円は118円18銭、ポンド・円は141円73銭、豪ドル・円は80円18銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・日本郵船 (T:9101)、三菱ケミカル (T:4188)など8社のレーティング格上げ
・値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、日経平均を約36円押し上げ
・20日は通信大手など内需関連株の一角が買われたが、本日は利益確定売り優勢
・医薬品株、厚生労働省が高額な画期的新薬の適正使用に乗り出すことがマイナス視
・フォーブズ英中銀金融政策委員会委員
「時期尚早な利下げを急ぐべきではない」
・Hamee {{|0:}}、テックファーム {{|0:}}、フリービット {{|0:}}などがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
☆後場の注目スケジュール☆
・特になし
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・「ポケモノミクス」は国策に
・ドル・円は107円20銭付近、ドルもみあい、経済対策期待の買いは一服
・日本郵船 (T:9101)、三菱ケミカル (T:4188)など8社のレーティング格上げ
■「ポケモノミクス」は国策に
日経平均は反発。
175.49円高の16857.38円(出来高概算10億6000万株)で前場の取引を終えている。
20日の米国市場では、NYダウが9営業日続伸で連日の最高値を更新。
ハイテクや金融に良好な決算発表が相次ぎ買いが先行し、この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は、大阪比165円高の16855円だった。
シカゴ先物にさや寄せする格好からギャップ・アップでスタートすると、前場半ばには一時16938.96円まで上げ幅を拡大させている。
売買代金トップは任天堂 (T:7974)となり、3%超の上昇となるなど、「ポケモノミクス」物色が継続。
また、政府・与党は、月内にもまとめる経済対策の事業規模を20兆円規模とする方向で調整に入ったと伝えられるなか、カジノ関連への物色が強まっている。
セクターでは鉱業、証券、保険、輸送用機器、機械、海運、非鉄金属、その他製品が上昇。
半面、陸運、医薬品、情報通信、水産農林が小安く推移している。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、過半数を占めている。
規模別指数では大型株指数の強さが目立つ。
日経平均は価格帯別出来高が積み上がっていた16600-16800円の抵抗を捉えてきている。
経済対策の事業規模を20兆円規模とする方向との報道や英国のメイ首相は「年内は離脱通知を行わない」と明言したことで、英国の欧州連合(EU)離脱問題による金融市場の動揺は沈静化する格好。
さらに任天堂 (T:7974)を柱とした「ポケモノミクス」への物色に広がりが見られていることが、市場の先高期待につながっている。
菅官房長官は「ポケモンGO」について、一般論として断った上で「わが国のコンテンツが海外を含めて広く親しまれることは極めて喜ばしい」と述べたと伝えられている。
「ポケモノミクス」が国策として意識されてくるなか、一段と物色対象に広がりがみられよう。
足元では歩きスマホによる事故などが懸念されているが、一方で米国では外出・ウォーキングの頻度が上がっており、脂肪燃焼度が上がっているほか、ミシガン小児病院で気落ちした子供たちにベッドから出て歩いてもらうために、ポケモンGOが用いられており、データヘルス関連としても注目。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は107円20銭付近、ドルもみあい、経済対策期待の買いは一服
21日午前の東京外為市場では、ドル・円はもみあいとなった。
日本政府による20兆円規模の経済対策への期待からドルは107円台を回復したが、その後ドル買いは一服した。
ドル・円は、日本政府による20兆円規模の経済対策に関する報道を受け107円台を回復し、日経平均株価が前日比200円超となった場面では、ドルは一時107円49銭まで上昇した。
また、日銀による追加緩和期待も円売りの支援材料となった。
その後、日経平均の上げ幅縮小を受けドル買いは一服したが、株高の継続でドル買い・円売りは後退していないようだ。
ランチタイムの日経平均先物が堅調地合いを維持しており、株高期待のドル買いは午後の取引でも続きそうだ。
一方、 ニュージーランド準備銀行は今朝、一段の金融緩和を示唆する内容の声明を発表したことでNZドル・円は急落となったが、ドル・円への影響は限定的だった。
ここまで、ドル・円は106円85銭から107円49銭、ユーロ・ドルは1.1006ドルから1.1027ドル、ユーロ・円は117円71銭から118円40銭で推移した。
12時20分時点のドル・円は107円20銭、ユーロ・円は118円18銭、ポンド・円は141円73銭、豪ドル・円は80円18銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・日本郵船 (T:9101)、三菱ケミカル (T:4188)など8社のレーティング格上げ
・値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、日経平均を約36円押し上げ
・20日は通信大手など内需関連株の一角が買われたが、本日は利益確定売り優勢
・医薬品株、厚生労働省が高額な画期的新薬の適正使用に乗り出すことがマイナス視
・フォーブズ英中銀金融政策委員会委員
「時期尚早な利下げを急ぐべきではない」
・Hamee {{|0:}}、テックファーム {{|0:}}、フリービット {{|0:}}などがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
☆後場の注目スケジュール☆
・特になし
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