米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は半期に一度開催される下院金融サービス委員会での議会証言で、多くの議員からのフェイスブックの仮想通貨「リブラ」に関する質問に、承認には時間をかけて慎重に判断していく方針を示した。
議長はフェイスブックと、同社が先月に仮想通貨プロジェクトを正式に発表する前に、会合を催し、当局が現在内容を検証中であることを明らかにした。
FRBのスタッフレベルでの作業グループがすでに対応。
財務省や規制当局も検証を始めていることを明らかにした。
同時に、フェイスブックが様々な深刻な懸念であるプライバシー、資金洗浄、消費者保護、不正などに徹底的な対応を示さない限り、実行はされないことを確認。
10億人以上のメンバーを持つフェィスブックの仮想通貨が広範に利用される潜在的な可能性が金融システムの脅威になり得ると警告した。
米国議会は来週、フェイスブックに対し、「リブラ」プロジェクトに関する公聴会を開催する。