[ロンドン 20日 ロイター] - 英産業連盟(CBI)が発表した調査によると、8月の製造業受注指数はマイナス13と、前月のマイナス34から上昇した。
市場予想はマイナス23だった。
ただ、世界経済の減速や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混乱で、近い将来の受注回復は見込めないとみられている。
国内受注と輸出受注は通常の水準を下回っており、予想販売価格指数は2016年2月以来の低水準となった。
CBIのデュプティー・チーフ・エコノミスト、アンナ・リーチ氏は「今月のデータには安定化の兆しがみられたが、英国の製造業者は依然としてダブルパンチを受けている。世界経済の減速とEU離脱を巡る不透明感だ」と指摘。
「米中などの貿易摩擦を受けて、国内製造業者の需要見通しは悪化する一方だ」と述べた。
調査は製造業者286社を対象に7月25日─8月12日に実施した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20190820T102746+0000