29日午前の東京市場でドル・円は弱含み。
米中貿易摩擦の再燃が警戒され、株安を手がかりとした円買いでドルは105円後半に沈んだ。
ドル・円は、米中貿易摩擦の再燃に懸念が残り、日経平均株価や上海総合指数の下落を手がかりに円買いが先行。
また、欧米株式先物の軟調地合いや米10年債利回りの低下でドル売りもやや優勢となり、105円80銭台に軟化した。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安高継続を警戒した円買い方向に振れやすい。
米株安観測によるドル売りも見込まれる。
一方、米10年債利回りは下げ渋っており、現時点でドルの急落は想定しにくい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円83銭から106円13銭、ユーロ・円は117円28銭から117円63銭、ユーロ・ドルは1.1077ドルから1.1087ドルで推移した。
【要人発言】・鈴木・日銀審議委員「具体的な追加緩和措置を講じる場合、効果と副作用を比較衡量しながら適切に対応」「国内経済は景気後退を示唆するような状況にない」