[ローマ 7日 ロイター] - イタリア産業総連盟は7日、今年の経済成長率の予想をゼロ%で据え置いた。来年の経済成長については0.4%と予想した。
政府が来年1月に予定されている付加価値税(VAT)増税を見送ることを予測の前提としている。
同連盟は「イタリア経済は依然としてゼロ成長の境にあり、新たなショック要因があれば、景気後退に突入するリスクがある」と表明した。
財政赤字については、今年を国内総生産(GDP)比1.8%、来年を同2.8%と予測した。VAT増税の見送りを前提としている。
増税を想定した場合、来年の経済成長率はゼロ、財政赤字はGDP比1.7%になる見通し。
イタリア新政権は、家計・内需への悪影響を理由にVAT増税を見送る方針を示している。