[ワシントン 16日 ロイター] - 米商務省が16日に発表した11月の企業在庫は前月比0.2%減となった。減少は販売増を反映したもので、10月の0.1%増から反転。減少率はロイターがまとめたエコノミスト予想の0.1%を超え、2017年4月以降で最大となった。
部門別では小売在庫が0.8%減、自動車在庫が1.8%減。ともに17年9月以降で最大の減少率となった。国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車を除く小売在庫は0.2%減。昨年8月以降で最大の減少率となった。
卸売在庫は0.1%減。一方、製造業在庫は0.3%増加した。
GDP伸び率に対する在庫の影響は第3・四半期は中立的だった。第4・四半期は抑制要因となる可能性がある。
11月の企業売上高は0.7%増。10月の0.2%減から反転し、昨年3月以降で最大の伸び率となった。11月の販売ペースに基づく在庫解消に必要な期間は1.39カ月。10月は1.40カ月だった。
自動車売上高は1.5%増。10月の1.1%増に続く増加となった。自動車在庫解消に必要な期間は2.22カ月。10月は2.30カ月だった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200116T164404+0000