[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツの市場調査グループGfKが29日発表した2月の独消費者信頼感指数は9.9で、前月の9.7(改定値)から上昇した。ロイターがまとめたアナリストの予想は9.6だった。
調査はドイツ人約2000人を対象に1月8─20日に実施。米中が貿易交渉で「第1段階」の合意に署名したことが好影響となった。
GfKの調査担当者ロルフ・ビュルクル氏は、米中合意が輸出国であるドイツに安心感をもたらしたと指摘した。
ビジネスの見通しに関するサブ指数はマイナス3.7。小幅に上昇したものの、依然としてマイナス圏にとどまっている。
GfKは、購入意欲の高まりや雇用の安定、明るい収入見通しが、消費者心理を押し上げたとしている。