[東京 11日 ロイター] - SMBC日興証券の集計によると、5月8日までに2020年3月期決算を発表した東証1部企業(金融除く)の通期経常利益は前年比21.1%減となっている。米中貿易摩擦に加え、第4・四半期以降は新型コロナウイルスの感染拡大が事業環境を悪化させた。内訳は製造業が同22.9%減、非製造業は15.2%減。
第4・四半期(20年1─3月期)の経常利益は前年同期比58.7%減となっている。製造業が同47.1%減、非製造業が同66.2%減とそれぞれ大きく落ち込んだ。非製造業の中では、空運、陸運、卸売業などの減少率が大きい。
5月8日時点で全体(金融除く)の22.8%となる306社が発表を終了した。