[オタワ 25日 ロイター] - カナダのフリーランド財務相は25日、政府は過熱している同国住宅市場を「極めて注意深く」見守っており、住宅価格の上昇で若年層の購入がより困難になることを認識していると述べた。
同相は記者会見で、「われわれは無論、全土の住宅市場を極めて慎重に見守っている。また、特に若年層を中心に多くのカナダ人が住宅購入に際し直面している困難をよく認識している」と述べた。
2月のカナダ住宅価格は前年同月比で25%、前月比で9.1%それぞれ上昇。平均の再販売価格は過去最高の67万8091カナダドル(53万7698米ドル)だった。
これと別に、カナダ住宅当局は25日、全土で住宅市場加熱を示す根拠が見られるとし、トロントとオタワを含む5都市の住宅市場は「高度の脆弱性」を示していると指摘した。