[北京 1日 ロイター] - 中国の民間不動産調査大手チャイナ・インデックス・アカデミー(中国指数研究院)によると、3月の国内100都市の新築住宅価格は前月比0.2%上昇した。伸び率は2月から横ばいだった。
当局が不動産投機への対応に力を入れているにもかかわらず、価格は着実に伸びている。
価格が上昇したのは76都市と前月の66都市から増加した。下落したのは23都市。2月は27都市だった。
中古住宅価格の前月比伸び率は0.44%と2月の0.28%から加速し、旺盛な需要を示す形となった。
チャイナ・インデックスのディレクターは「3月は書き入れ時でデベロッパーが販売を拡大したため、主要都市で新規住宅プロジェクトが急増した」と分析した。
また広州と重慶の住宅市場は好調だったが、北部の太原と天津では需要が減少したと指摘した。