[ロンドン 8日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した3月の英国の建設業購買担当者景気指数(PMI)は61.7で、前月の53.3から大幅に上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想の54.6も大きく上回り2014年9月以来の高水準となった。延期されていたオフィスなど商業施設の建設案件が再開したことが寄与した。
IHSマークイットのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は「商業部門の顧客の信頼感改善がPMI上昇の主因だ。新型コロナウイルス感染状況の改善による恩恵が大きいセクターで開発活動が回復した」と述べた。
オフィスやレストランなど商業施設の建設や土木工事部門が好調だったほか、住宅建設も大きく伸びた。コロナ禍の中で高所得層が在宅勤務のために広めの住宅を求めているほか、住宅購入税引き下げが寄与し、住宅価格が大幅に上昇している。
IHSマークイットのムーア氏は、景気見通しの一段の改善が建設需要や新規プロジェクトの実現可能性に良い影響を与えていると述べた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210408T094657+0000