[パリ 5日 ロイター] - IHSマークイットが発表した4月のフランスのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.3で、新型コロナウイルス感染拡大で再びロックダウン(都市封鎖)が実施されたにもかかわらず景況拡大と悪化の節目である50を上回った。
サービス部門が50を上回るのは昨年8月以来。速報値は50.4。3月は48.2だった。
総合PMIは50.0から51.6に上昇。速報値は51.7だった。
IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は、3回目のロックダウンにもかかわらずサービス部門の景況感が改善したのは驚きとした上で、「長期間の低迷を経て、需要の基本的状況は改善し始めた。ワクチン接種が進み、企業はコロナ後に自信を持てるようになった」と述べた。