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米労働生産性、第1・四半期改定値5.4%上昇

発行済 2021-06-04 00:13
更新済 2021-06-04 00:18

[ワシントン 3日 ロイター] - 米労働省が3日に発表した第1・四半期の非農業部門の労働生産性(改定値)は年率換算で前期比5.4%上昇した。速報値と変わらなかった。市場予想は5.5%上昇だった。

2020年第4・四半期は3.8%低下していた。

生産性は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まった当初に急上昇した後、20年の残りの3四半期は低迷した。エコノミストは生産性が昨年第1・四半期に急上昇した要因として、娯楽や宿泊などの低賃金産業の空洞化を挙げる。こうした産業の方が生産性が低い傾向がある。

労働生産性は前年同期比で4.1%上昇。速報値と同じだった。

労働時間は前期比3.0%増と、速報値の2.9%増から小幅に上方改定された。

生産単位当たりの報酬を示す単位労働コストは前期比1.7%上昇と、速報値の0.3%低下からプラスへ上方改定された。20年第4・四半期は14.0%上昇した。第1・四半期の前年同期比は4.1%上昇と、速報値の1.6%上昇から上方改定された。

単位労働コストも、パンデミックの打撃が低賃金産業に偏っていたことで統計にゆがみが生じている。

時間当たりの労働報酬は前期比7.2%増と、速報値の5.1%増から上方改定された。20年第4・四半期は9.7%増だった。第1・四半期の前年同期比は8.3%増と、速報値の5.8%増から上方改定された。

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