［ベルリン ９日 ロイター］ - ドイツ連邦統計局が９日発表した４月の貿易統計は、輸出（季節調整済み）が前月比０．３％増加した。米国向けが増えた。
ドイツ経済の回復が続いていることが浮き彫りとなった。
伸び率は３月の１．３％（改定値）から鈍化し、ロイターがまとめたエコノミスト予想（０．５％）も下回った。
バンクハウス・ランペのアレクサンダー・クルーガー氏は「１１回連続の増加で、輸出セクターは安泰だ。特に輸出セクターの見通しは引き続き明るい」と述べた。
対米貿易では、輸出が前年同月比５９．９％急増し、輸入は２．２％増えた。前年同月はドイツが最初のロックダウン（都市封鎖）を導入した直後だった。
対中輸出は前年同月比１６％増。対英輸出は６４％増。対英輸出が増加したのは、英国が欧州連合（ＥＵ）離脱手続きを完了した年明け以降で初めて。
輸入は１．７％減と、予想の１．１％よりも大幅な減少だった。前月は７．１％増だった。ドイツでは供給障害と原材料コストの増加を報告する企業が増えている。
ＶＰバンクのトマス・ギッツェル氏は「原材料不足が鉱工業生産の重しになっている」と指摘した。
貿易収支は１５９億ユーロの黒字と、３月の１４０億ドルから黒字幅が拡大した。
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German exports rise slightly in April
GERMAN APRIL SEAS. ADJUSTED TRADE BALANCE +15.9 BLN EUROS (F'CAST +16.3 BLN EUROS)
UPDATE 1-German exports rise slightly in April
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