[ワシントン 13日 ロイター] - 米財務省が13日に発表した財政収支は、赤字額が1740億ドルと、前年同月の8640億から約5分の1に縮小した。労働市場の回復に加え、確定申告期限が前年よりも早まったことなどが影響した。
市場予想は1940億ドルの赤字だった。
歳入は87%増の4490億ドル。前年の確定申告期限は新型コロナウイルス禍の影響で7月15日に延期されたが、今年は5月17日と早めだった。源泉徴収の税収は33%増加。法人税の税収は7倍以上伸びた。
歳出は44%減の6230億ドル。前年同月と比較してコロナ向け経済対策費が減ったことが要因。
2021会計年度(20年10月から)の累積赤字は2兆2380億ドルと、前年同期の2兆7440億ドルを下回った。