[北京 18日 ロイター] - 中国国家統計局(NBS)が18日公表した統計によると、中国の9月石炭生産量は3億3410万トンで、前月の3億3524万トンから微減となった。鉱山の安全検査強化や一部地域での生産抑制が要因。
前年同月比でも0.9%減少した。
1─9月の生産量は29億3000万トンで、前年同期比で3.7%増加した。
中国石炭輸送流通協会(CCTD)は17日、9月の鉱山が大規模イベントや相次ぐ事故、祝日などを背景に、安全検査によるかなり強い圧力を受けたという見解を示した。
中国第3位の石炭生産地である陝西省では9月、習近平国家主席も出席したスポーツイベントが開かれ、省内の炭鉱は生産を減らしたと伝えられている。
ただ、国内では電力不足が続いているため、政府は石炭生産量の増加措置を始めており、10月の生産量は増える見込み。