[バンコク 21日 ロイター] - タイ工業連盟(FTI)が21日発表した11月の国内乗用車販売は前年同月比3.2%減の7万1716台と、8カ月ぶりの高水準だった。
10月は13%減少していたが、経済活動の再開が広がったことや政府の支援措置が寄与した。
1─11月の販売は66万8520台。FTIは通年の販売目標である75万台は達成可能との見通しを示した。
来年の国内販売の予測は80万─85万台。乗用車輸出の予測は90万─95万台。
ただ、FTIの自動車部門の報道官は会見で「新型コロナウイルスの流行状況と半導体不足の深刻度を見極める必要もある」と述べた。
11月の乗用車輸出は32.6%増の9万8829台で8カ月ぶりの高水準。世界経済の回復が寄与した。
1─11月の乗用車輸出は85万7887台。目標の85万台をすでに上回った。