[オタワ 21日 ロイター] - カナダ統計局が21日発表した統計によると、小売売上高の11月速報値は1.2%増加した。半導体不足の影響が和らぎ、自動車・部品販売業者の売り上げ増が寄与した。
10月は1.6%増で、アナリスト予想の1.0%増を上回った。
CIBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、アンドリュー・グランサム氏はノートで「本日の10月統計と11月速報値は、先月末時点でわれわれが考えていたよりも、おそらく経済が勢いを増していることを示している」と指摘。ただ、オミクロン変異株の感染者増や規制の再強化により、経済の見通しは悪化に転じていると付け加えた。
統計局によると、10月の小売売上高は11部門中7部門で増加。これは小売業の59.9%を占めている。自動車を除く小売売上高は1.3%増で、アナリスト予想の1.5%増を下回った。