[ロンドン 4日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが4日発表した12月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は57.9で、速報値の57.6から上方修正された。
新型コロナウイルスの流行に伴う供給網の問題がやや緩和し、投入価格の上昇率が鈍化した。
11月は3カ月ぶり高水準の58.1だった。
IHSマークイットのディレクター、ロブ・ドブソン氏は、依然として2021年半ばよりも回復ペースが鈍いと指摘。供給網の制約や欧州連合(EU)離脱に伴う輸出低迷のほか、新型コロナの流行で行動制限措置が強化されるとの見方が背景だと指摘した。
雇用の伸びは鈍化。新規受注と生産のペースは前月を上回った。
投入価格の上昇率は過去3カ月間で最低。ただ、産出価格の上昇率は過去最高となった。