[10日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀幹部のローリー・ローガン氏は10日、連邦準備理事会(FRB)のバランスシート縮小について、債券の毎月の償還額に上限を設けるなど、前回の資産縮小時に採用した手法が今回も役に立つ可能性があるとの見方を示した。
ローガン氏はニューヨーク連銀の「システム公開市場勘定(SOMA)」を管理。マクロ・ミュージングズのインタビューに対し、2018年と19年にFRBがバランスシートを縮小した際は「オーガニック」な手法を採用したと指摘した。
FRBは当時、資産売却はせず、毎月の債券償還に上限を設けると同時に、償還で得た資金の再投資を行わないことで、バランスシートを縮小。ローガン氏は、こうしたプロセスは「うまく機能したようだ」と語った。
その上で、FRBは資産縮小に着手するにあたり市場を緊密に注視すると述べた。