[ロンドン 8日 ロイター] - 英調査会社オピニウムが5─7日に実施した世論調査によると、ジョンソン首相率いる与党・保守党の支持率がやや回復したものの、首相自身は倫理面で批判にさらされる中、引き続き不支持が支持を上回った。
保守党の支持率は34%と、12月下旬の調査から2%ポイント上昇。野党・労働党は横ばいの39%で、保守党に対するリードが縮まった。
英国は2024年まで国政選挙を予定していないが、今年5月には多くの地域で地方議会選が行われる。
ジョンソン首相の支持率から不支持率を引いた純支持率はマイナス24%と、クリスマス前のマイナス31%から改善したものの、労働党のスターマー党首(プラス3%)を大きく下回った。
ジョンソン氏は首相官邸の改修費用を巡る調査や、政府当局者らが新型コロナウイルス対策に違反した疑惑などを受けてここ数カ月で支持率が低下している。
物価の高騰も国民心理を冷やしており、有権者の86%は生活費が上昇したと回答した。