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米温室ガス排出量、21年は6.2%増 車の運転増で=調査機関

発行済 2022-01-11 15:49
更新済 2022-01-11 15:54
© Reuters.  1月10日、調査機関ロディウム・グループが公表した算出によると、2021年の米国の温室効果ガス排出量は20年の水準を6.2%上回った。写真は米フロリダ州の発電所で201

[ワシントン 10日 ロイター] - 調査機関ロディウム・グループが10日に公表した算出によると、2021年の米国の温室効果ガス排出量は20年の水準を6.2%上回った。天然ガスの価格上昇で石炭火力発電使用が17%増加したほか、自動車での移動が回復したのが背景という。

バイデン政権は、パリ協定に基づき、30年までに排出量を05年時点の50─52%に減らす目標を掲げているが、この推計では達成から一段と遠ざかった。

© Reuters.  1月10日、調査機関ロディウム・グループが公表した算出によると、2021年の米国の温室効果ガス排出量は20年の水準を6.2%上回った。写真は米フロリダ州の発電所で2019年8月撮影(2022年 ロイター/Lucas Jackson)

昨年の排出量は05年の水準を17.4%下回ったが、減少幅は20年22.2%を下回った。

輸送と電力部門の21年排出量はそれぞれ10%と6.6%増え、19年減少分の約65%増加した。

純排出量の約3分の1を占める輸送部門は、コロナ禍の運転減少で15%減少した前年から最大のリバウンドとなった。

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