[上海 13日 ロイター] - 中国の短期金融市場で13日、翌日物金利が4カ月ぶりの高水準に上昇した。季節要因で資金需要が高まっている。
翌日物レポ金利(加重平均)は2.2291%と、昨年9月14日以来の高水準。
一部のトレーダーによると、今月の税揚げに加え、春節休暇(1月31日─2月6日)を控えて家計・企業の資金ニーズが増している。
ある国内銀行トレーダーは「前日終盤から資金を取りに行く動きが優勢となり、需給が引き締まり始めた」と述べた。
トレーダーらは、中国人民銀行(中央銀行)が春節連休前に資金供給オペを強化するとみている。
国営メディアは今月、人民銀が連休前に流動性の不足分を「適時補充」する方針だと伝えた。
浙商証券のチーフエコノミストは、14日にも期間7日のリバースレポ金利が5ベーシスポイント(bp)下げられる可能性があると指摘。さらに来週には14日物リバースレポ金利や中期貸出ファシリティー(MLF)、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の引き下げがあるとの見方を示した。