40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

英経済、オミクロン感染収束で近く上向くとの見方 衝撃拡大せず

発行済 2022-01-14 01:04
更新済 2022-01-14 01:09
© Reuters. 新型コロナウイルスのオミクロン株による感染急拡大に見舞われた英国で、年末年始に感染に関連して仕事を休んだ人の割合が過去最大となり、年明け以降も飲食店などの予約件数の減少が

[ロンドン 13日 ロイター] - 新型コロナウイルスのオミクロン株による感染急拡大に見舞われた英国で、年末年始に感染に関連して仕事を休んだ人の割合が過去最大となり、年明け以降も飲食店などの予約件数の減少が続いたものの、エコノミストの間では、感染拡大の波がすでにピークを付けたことで英経済は近く上向くとの見方が出ている。

英国立統計局(ONS)によると昨年12月下旬に新型コロナ感染による症状、もしくは感染者との接触による隔離義務で仕事を休んだ労働者の割合は民間部門で2.7%と、集計開始以来最大となった。業態別では宿泊・外食業で5.5%、他のサービス業で6.7%だった。

ただINGの英国担当エコノミスト、ジェームズ・スミス氏は「オミクロン株による感染拡大が始まった際、衝撃はそれほど大きくならないと考えたが、データの多様な面を分析した結果、こうした見方を変えていない」と指摘。英経済は昨年12月から今年1月にかけて0.5%の縮小が見込まれるものの、今年第1・四半期は0.1─0.2%のプラス成長を確保できるとの見方を示した。

パンテオン・マクロエコノミクスは11日、新型コロナ感染者数が減少し、1月末にイングランドで感染拡大抑制策が緩和されるとの見通しを踏まえ、第1・四半期の成長率見通しをプラス0.2%とし、従来のゼロ成長から上方修正した。

オミクロン株による感染拡大を受け、外食・宿泊業では書き入れ時の12月に予約のキャンセルが相次いだ。一方、小売売上高は12月終盤に予想を上回ったほか、巣ごもり需要でスーパーマーケットの売り上げも増加。INGのスミス氏は、オミクロン株による感染拡大が収束しつつあることで、50%の確率でイングランド銀行(英中央銀行)は来月の金融政策委員会で追加利上げを決定するとの見方を示している。

英中銀は昨年12月、主要中銀として初めて利上げに踏み切り、政策金利を0.1%から0.25%に引き上げた。市場では政策金利は8月までに1%に引き上げられるとの見方も出ているが、スミス氏はこれに懐疑的な見方を示し、エネルギー価格の上昇が止まり、中古車価格が低下に転じれば、英国のインフレ率は2022年終盤から3年にかけて大きく低下するとの予想を示した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます