[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が8日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)確報値は、前期比0.6%増、前年比5.4%増と、改定値から大幅に上方修正された。
改定値は前期比0.3%増、前年比5.1%増だった。
ウクライナ戦争にもかかわらず、昨年第4・四半期から伸びが大幅に加速した。
ユーロスタットは、改定値は相対的に限られたデータに基づくものだったと説明している。
ウクライナ戦争の悪影響は第2・四半期の統計に表れるとみられている。
昨年第4・四半期のGDPは前期比0.2%増、第3・四半期は2.3%増だった。
第1・四半期は輸出と在庫が増加した。政府支出と個人消費は減少。
国別では、アイルランドが前期比10.8%増。ドイツは0.2%増、イタリアは0.1%増、フランスは0.2%減。
第1・四半期の就業者数は前期比0.6%増、前年比2.9%増に上方修正された。修正前は前期比0.5%増、前年比2.6%増だった。
昨年第4・四半期の前期比0.4%増、前年比2.1%増から加速した。