[コロンボ 15日 ロイター] - 経済危機が続くスリランカのアベイワデナ議会議長は15日、ラジャパクサ大統領の辞表を受理したと発表した。
シンガポールから前日夜に届いた辞表を本物と確認した。今後、新大統領を選出するとしている。
ラジャパクサ大統領はモルディブに脱出後、14日にシンガポールに到着した。
アベイワデナ議長は新大統領の選出手続きを7日以内に終えたいとし、16日に議会を招集する方針を示した。
ラジャパクサ大統領の辞任を受け、主要都市コロンボでは市民がスローガンを叫んだり踊ったりして歓喜に沸いた。
警察によると、この地域で14日に出されていた外出禁止令は15日朝に解除された。
スリランカは国際通貨基金(IMF)と金融支援の可能性について予備協議を始めていたが、今回の政局混乱で中断されている。
IMFのライス報道官は14日、スリランカ政府と実務者レベルの連絡を続けているが、高官級協議をできるだけ早期に再開したいと述べた。