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シンガポールのOCBC銀、第2四半期は28%増益 見通し明るく

発行済 2022-08-03 10:08
更新済 2022-08-03 10:09
© Reuters.  シンガポール第2位の銀行、OCBC銀行が3日発表した第2・四半期決算は28%増益となり、予想を上回った。写真は同行のロゴ。シンガポールで3月撮影(2022年 ロイター/

[シンガポール 3日 ロイター] - シンガポール第2位の銀行、OCBC銀行が3日発表した第2・四半期決算は28%増益となり、予想を上回った。今後については金利上昇により利ざやが拡大するとして、明るい見通しを示した。

シンガポールは4月以降、新型コロナウイルス関連の移動制限をほぼ解除しており、銀行業はアジアの金融ハブである同国の経済回復の恩恵を受けている。

グループ最高経営責任者(CEO)に昨年就任したヘレン・ウォン氏は決算発表の会見で「主要市場の経済成長は今年もプラスを維持すると予想されるが、事業環境における逆風が強まっているため、そのペースは鈍化するだろう」と述べた。

同氏は金利上昇による純金利収入の伸びが、非金利収入に対する短期的な圧力を補うと予想。信用コストはガイダンスの下限に達する見込みとした。

第2・四半期の純利益は、前年同期の11億6000万シンガポールドルから14億8000万シンガポールドル(11億米ドル)に増加。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均12億2000万シンガポールドルを上回った。

リフィニティブのデータによると、銀行の収益性を測る重要な指標であるOCBCの純金利マージンは13ベーシスポイント増の1.71%で、ここ2年間で最高水準となった。

OCBCによると、トレーディング収入の増加と生命保険事業の利益により、第2・四半期の非金利収入は増加したが、純手数料収入は主にウェルスマネジメント・仲介・投資銀行業務の手数料減少により15%減少した。

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