[ベルリン 13日 ロイター] - 独欧州経済センター(ZEW)が13日発表した9月の独景気期待指数は、マイナス61.9と前月から悪化し市場予想も下回った。エネルギー供給への懸念が背景にある。
8月はマイナス55.3。ロイターがまとめた市場予想はマイナス60.0だった。
ZEWは冬のエネルギー不足が予想されるためドイツ企業の多くが一段と悲観的になっていると指摘した。
ZEWのワムバッハ所長は「現況判断は一段と悪化し、今後6カ月の見通しもさらに弱くなった」と述べた。
現況指数はマイナス60.5。8月はマイナス47.6だった。
調査はアナリスト167人を対象に実施した。
LBBWのシニアエコノミストは「これ以上悪くなりようがない」とし、景気後退に陥ることは目に見えていると指摘。「問題は景気がどこまで悪化するか、インフレがどこまで進むかだ」と述べた。