[ローマ 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した11月のイタリア製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.4と、5カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回った。
前月の46.5から上昇した。生産と新規受注の減少ペースが鈍化した。ロイターがまとめた市場予想は47.0だった。
生産指数は47.1と、前月の44.1から上昇。新規受注指数は44.1と、前月の39.2から上昇した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ルイス・クーパー氏は「新規受注は、減少ペースが鈍化しているものの、縮小が続いている。これを受け、生産が引き続き減少している」と指摘した。
雇用の創出ペースは7月以来の高水準。回復への期待が背景。