[シンガポール 13日 ロイター] - シンガポールの金融大手DBSグループが13日発表した昨年第4・四半期決算は、純利益が前年同期比68%増の23億4000万シンガポールドル(17億6000万米ドル)と過去最高を記録し、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の21億6000万シンガポールドルを上回った。
金利上昇に支えられ、収益性の指標である純金利マージンが2.05%と、前年同期の1.43%から大幅に拡大した。
2022年の通年利益は前年比20%増え、過去最高の82億シンガポールドル。
同行は1株当たり0.5シンガポールドルの特別配当を発表した。
ピユシュ・グプタ最高経営責任者(CEO)は「当行の事業計画は順調で、資産の質は堅固だ。向こう1年間は金利上昇が和らぎ、中国経済が再開することで、市場に信頼感が戻ってくるだろう」とのコメントを出した。