[15日 ロイター] - オーストラリア政府は、銀行が預金と住宅ローンの金利をどのように設定しているか調査するよう競争当局の豪競争・消費者委員会(ACCC)に指示した。ACCCが15日明らかにした。
豪準備銀行(中央銀行)は先週、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、10年ぶり高水準の3.35%とした。昨年5月以降の利上げ幅は計325bpとなった。
4大銀行のコモンウェルス銀行(CBA)、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)、ウエストパック銀行、ANZグループ・ホールディングスを含む国内の大半の銀行が、中銀の利上げと同じ幅で住宅ローン金利を引き上げている。
一方、ACCCは預金商品の金利引き上げについて「総じて比較的小幅で一貫性がないようだ」と指摘。多くの場合、キャッシュレート引き上げを一部の預金商品にのみ適用し、条件付きの場合も多いとした。