[ブラジリア 25日 ロイター] - ブラジル中央銀行が25日発表した3月の経常収支は2億8600万ドルの黒字だった。2022年6月以来の黒字となったほか、好調な貿易収支に支えられて3月の黒字額としては17年ぶりの高水準となった。
3月が黒字となるのは06年以来。
貿易収支は94億8000万ドルの黒字で、原油と大豆を中心とする輸出の伸びに支えられ、統計開始以来最大の黒字幅を記録した。
3月の外国からの直接投資は76億7300万ドルとなった。
3月の証券投資は19億5500万ドルの純流出で前年同月の54億8900万ドルの純流出から縮小。株式で36億7000万ドル流出し、債権で17億1500万ドル流入した。
財務省によると、同省が3月末に新財政規則案を公表したことで、外国投資家が公債市場に戻りつつあるという。