[アムステルダム 10日 ロイター] - オランダの大手銀行ABNアムロが10日発表した第1・四半期決算は、純利益が前年同期比77%増の5億2300万ユーロ(5億7600万ドル)と、アナリスト予想を上回った。金利上昇とコスト削減が寄与した。
同社がまとめたアナリスト予想の平均は3億7000万ユーロだった。前年同期は2億9500万ユーロ。
預金マージンの改善により、純金利収入は24%増の16億ユーロとなった。
オランダ経済が高インフレにもかかわらず堅調に推移したことから、不良債権の減損処理は1400万ユーロに減少した。
総費用は人員削減などにより2.5%減少した。2023年通年の営業費用はほぼ同じペースで減少し、約53億ユーロになるとの見通しを維持した。