[ニューヨーク 17日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) 終値(非公式) 18086.45(‐33.80) 前営業日終値 18120.25(+70.08)
ナスダック総合 終値(非公式) 5210.14(+46.96) 前営業日終値 5163.18(+64.24)
S&P総合500種 終値(非公式) 2126.64(+2.35) 前営業日終値 2124.29(+16.89)
17日の米国株式市場はまちまちだった。前日発表の決算が好調だった米グーグルが引き続き買われ、ナスダック総合指数 は2日連続で終値の過去最高値を つけた。一方、原油価格の下落を嫌気してエネルギー株が売られ、ダウ工業株30種平均 やS&P総合500種指数 の重しとなった。 ナスダックは46.96ポイント(0.91%)高の5210.14で取引を終えた 。S&Pは2.35ポイント(0.11%)高の2126.64だった。一方、ダウは3 3.80ドル(0.19%)安の1万8086.45ドルだった。 週間ではいずれも上昇し、ナスダックが約4.3%、S&Pが約2.4%、ダウが約 1.8%のプラスだった。 グーグルは16.3%高となり、過去最高値で取引を終えた。一日の上昇率でも20 08年4月以来の大きさだった。前日に発表した第2・四半期決算では広告収入が底堅か った。 米フェイスブック は4.5%上昇した。市場ではグーグルに続きフェイスブッ クも好決算を発表するとの期待が高まっている。 手作り品やビンテージ品などの売買サイトを運営するエッツィ は30.6% の急騰。グーグルの最高事業責任者が、前日の決算発表後の電話会議で、エッツィなどの ウェブ関連企業のトラフィックが、グーグルとの「ディープリンク」効果で押し上げられ ていると指摘したことが買い材料になった。 S&Pハイテク株指数 .SPLRCT は、グーグルの株価上昇を追い風に1.75%上昇 した。S&P総合500種指数の主要10部門で唯一、値上がりした。 この日は原油価格が下落し、S&Pエネルギー株指数 .SPNY は1.07%低下し、 2013年1月以来の低水準をつけた。 公益株指数 .SPLRCU は1.06%低下した。 航空機大手ボーイング BA.N は1.1%下落した。米空軍向けに開発する空中給油・ 輸送機「KC─46」の燃料システムの問題に対処するための費用を第2・四半期に計上 するとしたことが嫌気された。ボーイングの下落は、ダウの押し下げ要因となった。 騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が下げ2000で上げ1076(比率は1. 86対1)だった。ナスダックは下げ1676で上げ1115(1.50対1)だった。 BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約61億株で、 今月ここまでの1日平均である66億株を下回った。