[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局によると、8月のアルミニウム生産は前年同月比3.1%増の360万トンで、過去最高を記録した。水力発電能力が回復した雲南省の生産が引き続き増えた。
前月比は3.4%増加。ロイターの算出によると、1日当たり平均生産量は11万6129トンだった。
マイスチールによると、雲南省を中心に年産能力39万トンの施設が8月に稼働を再開した。
雲南省はアルミ生産量が国内4位と多いが、干ばつによる水力発電能力低下で当局が2022年9月から今年6月までアルミの減産を命じていた。その後の操業再開で、山東省の減産を補った。
1─8月の中国のアルミ生産量は2723万トンで、前年同期比2.9%増となった。
雲南省の生産はほぼ全面的に復旧したため、9月の生産量は8月から横ばいと見込まれている。
非鉄金属10種(アルミ、銅、鉛、亜鉛、ニッケル、スズ、アンチモン、水銀、マグネシウム、チタン)の8月の生産量は6.1%増の629万トンとなり、過去最高を記録した。
1─8月は6.8%増の4856万トン。