Shiho Tanaka
[東京 22日 ロイター] - auじぶん銀行が22日に発表した9月の製造業PMIは48.6と8月の49.6(確定値)から低下し、4カ月連続で業況の悪化を示した。サービス業PMIは53.3(前月は54.3)と、4カ月ぶりに低下に転じた。サービス業の雇用は2カ月ぶりに50を割り込み、2020年5月以来の低水準となった。
製造業PMIは2月以来の低水準。生産高が48.6、新規受注が45.9といずれも4カ月連続で50を割り込んだ。雇用は50.2で、8月の50.1からわずかに上昇した。
サービス業PMIは22年9月以降、50超えが継続しているが、前月に続き1月以来の低水準となった。雇用、新規受注、投入価格などすべての項目で指数は低下し、特に雇用は48.7と前月の52.7から大幅減となった。
S&Pグローバルによると、サービス業ではさらに上昇した企業もあったが製造業は新規受注が大きく減少、それを機に受注残を減らした。雇用に関しては「民間企業の多くは、平均コストが増加する中、経費削減の一環で希望退職者に代わる人員の補充をしなかったと指摘された」という。