Stefanno Sulaiman Gayatri Suroyo
[ジャカルタ 3日 ロイター] - インドネシア中央銀行は、ドルの需給を管理するため外国為替市場に介入した。
中銀のエディ・スシアント金融管理局長が3日、ロイターに明らかにした。ルピアは市場の混乱で今年1月以来の安値に下落している。
同局長は債券利回りの上昇と資本流出は引き続き「管理可能」だとした上で、利回りを管理するため、債券を買い入れる可能性があるとも述べた。
ルピアは3日の取引で続落し、1月6日以来の安値となる1ドル=1万5610ルピアに下落。10年国債利回りは3月以来の高水準となる7.050%まで上昇した。
同局長はこれについて、タカ派的な米金融政策を受けたリスク資産に対する心理悪化と関係があると指摘。今後も米国債利回りの動きを監視していくと述べた。