[ワシントン 15日 ロイター] - 米S&Pグローバルが15日発表した12月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.0と11月の50.7から上昇し、5カ月ぶりの高水準となった。新規受注指数と雇用指数が上昇した。米経済の成長が第4・四半期に急速に鈍化するとの懸念を和らげる可能性がある。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「PMIデータの速報値は、米経済が12月にやや勢いを取り戻したことを示している。金融条件の緩和が需要を押し上げ、将来の生産への期待も高まった」と述べた。
新規受注指数は51.1と11月の50.6から上昇。雇用指数も50.1から51.6に上昇した。
投入価格指数は前月の55.8から57.7に上昇した。
製造業PMIは48.2。11月は49.4だった。新規受注指数が低下した。一方、サービス業PMIは前月の50.8から51.3に上昇。新規受注、雇用、投入価格指数がいずれも上昇した。