■NY株式:ダウは228ドル高、軟調な経済指標受けて利上げ観測後退 NYダウ ナスダック 終値 :16599.85 終値 :4860.52 前日比:+228.89 前日比:+54.76 始値 :16382.58 始値 :4819.32 高値 :16644.11 高値 :4872.35 安値 :16382.58 安値 :4802.09 15日の米国株式相場は上昇。
ダウ平均は228.89ドル高の16599.85、ナスダックは54.76ポイント高の4860.52で取引を終了した。
8月の小売売上高や鉱工業生産が予想を下振れたことで利上げへの警戒感が後退し、買いが先行。
製造業やハイテク銘柄を中心に買いが入ったほか、原油価格の上昇を受けてエネルギー関連銘柄も物色され、終日堅調推移となった。
ダウは一時270ドルを超える上昇となった。
セクター別では全面高となり、自動車・自動車部品や運輸の上昇が目立った。
非鉄金属のアルコア(AA)と自動車大手のフォード(F)は新たなアルミ供給契約で合意し、両社とも上昇。
宅配・航空貨物のUPS(UPS)はホリデーシーズンに向けて最大95000人の追加雇用を行う計画を発表し、堅調推移。
フィットネス関連機器のフィットビット(FIT)は一部アナリストによる買い推奨を受け、上昇。
ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)はユニバーサル・スタジオ・ジャパン運営会社の買収協議が報じられ、小幅上昇。
液化天然ガス関連施設の建設・運営のシェニエール・エナジー(LNG)はアクティビスト(物言う株主)のカール・アイカーン氏が保有株式を増やしたことが明らかとなり、上昇 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:ドル・円は120円41銭、潜在的な米利上げの可能性を織り込むドル買い 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円57銭から120円49銭へ上昇して120円41銭で引けた。
米国の8月小売売上高、9月NY連銀製造業景気指数、8月鉱工業生産が軒並み予想を下振れたため、いったんドルが弱含んだ。
その後、連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、潜在的な利上げの可能性を織り込む短期債の利回り上昇に伴い、ドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1329ドルから1.1259ドルまで下落して1.1270ドルで引けた。
ノボトニー・オーストリア中銀総裁が量的緩和(QE)の拡大に言及したため、ユーロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は、株高に連れたリスク選好の円売りに、135円23銭から135円89銭へ上昇後、量的緩和(QE)拡大観測を受けたユーロ売りに伸び悩んだ。
ポンド・ドルは、1.5415ドルから1.5330ドルまで下落。
ドル・スイスは、0.9681フランから0.9764フランへ上昇した。
■NY原油:反発で44.59ドル、米原油先物受け渡し拠点の在庫減予想で買い先行 NY原油は反発(NYMEX原油10月限終値:44.59↑0.59)。
45.03ドルまで上昇した後、一時43.92ドルまで下落した。
16日夜発表予定の米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)について、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が減少と予想されていることで、買いが先行したもよう。
ただ、ホワイトハウス報道官が、「オバマ大統領は、共和党の石油禁輸の撤廃に関する法案を支持しない」、と述べており、引け前の一時的な下落につながったとみられる。
■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 16.31ドル +0.350ドル(+2.19%) モルガン・スタンレー(MS) 34.58ドル +0.770ドル(+2.28%) ゴールドマン・サックス(GS)187.45ドル +3.510ドル(+1.91%) インテル(INTC) 29.73ドル +0.340ドル(+1.16%) アップル(AAPL) 116.28ドル +0.970ドル(+0.84%) グーグル(GOOG) 635.14ドル +11.90ドル(+1.91%) フェイスブック(FB) 92.90ドル +0.590ドル(+0.64%) キャタピラー(CAT) 74.58ドル +1.810ドル(+2.49%) アルコア(AA) 9.63ドル +0.250ドル(+2.67%) ウォルマート(WMT) 64.32ドル +0.040ドル(+0.06%) スプリント(S) 4.95ドル +0.170ドル(+3.56%)