サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

鉱工業生産12月は前月比1.8%増、2カ月ぶりプラス

発行済 2024-01-31 09:17
更新済 2024-01-31 09:46
© Reuters. 経済産業省が31日公表した2023年12月の鉱工業生産指数(速報)は前月比1.8%上昇し、2カ月ぶりのプラスだった。写真は川崎市の京浜工業地帯で2018年9月撮影(202

Yoshifumi Takemoto

[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日公表した2023年12月の鉱工業生産指数(速報)は前月比1.8%上昇し、2カ月ぶりのプラスだった。コンベヤや半導体製造装置などの増産が寄与した。ロイターが集計した民間予測の中央値は前月比2.4%上昇でこれを下回った。

基調判断は「一進一退」を据え置いた。

<ダイハツ停止影響注視、能登地震は現時点限定的>

コンベヤなどの汎用・業務用機械、乳液・化粧水などの化学工業、半導体製造装置などの生産用機械工業の生産が増えた。乗用車用タイヤや炭素繊維などその他工業は減産した。コンベヤは国内外からの受注が堅調だった。半導体製造装置は中国・韓国・台湾向け輸出が復活しつつある。

財別の寄与度で12月の指数を押し上げた主な品目は、普通乗用車、半導体製造装置、コンベヤ、航空機用機体部品など。反対に押し下げたのは合成洗剤や日焼け止めなど。

企業の生産計画に基づく予測指数は1月が前月比6.2%低下、2月が同2.2%上昇。予測指数の上振れ傾向を補正した試算では1月は前月比10.5%低下となった。

1月の減産予測にはダイハツ工業の生産停止の影響が含まれており、「世界経済の動向と、稼働停止の影響に注視必要」と経産省ではみている。

能登半島地震の生産予測への影響は、大手メーカーが現地から調達している部品の代替確保などで現時点では限定的としている。

*経産省の発表資料は以下のURLでご覧ください。  

© Reuters. 経済産業省が31日公表した2023年12月の鉱工業生産指数(速報)は前月比1.8%上昇し、2カ月ぶりのプラスだった。写真は川崎市の京浜工業地帯で2018年9月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html  

※過去の関連記事は[JPIP1=ECI][JPIP4=ECI]でご覧になれます。

(竹本能文)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます