Gabrielle Tétrault-Farber Cecile Mantovani
[ジュネーブ 31日 ロイター] - 国連貿易開発会議(UNCTAD)は31日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘が直ちに終結したとしても、以前の経済規模に戻るのは今世紀末になる可能性があるとのリポートを発表した。
それによると、昨年のガザの域内総生産(GDP)は24%減少、1人当たりでは26.1%減少した。
UNCTADは、戦闘が終結して直ちに復興が始まり、2007─22年の水準である0.4%成長が持続した場合でも、戦闘前の成長ペースに戻るのは約70年後の92年になる可能性があると分析した。
一方、年間GDP伸び率が10%という最良のシナリオでは、1人当たりのGDP伸び率が06年前の水準に戻るのは35年になるとみられる。