[北京 1日 ロイター] - 中国の王東偉・副財政相は1日、北京で会見し、2023年の歳入が前年比で6.4%増加したことを明らかにした。22年から伸びが大幅に加速した。
22年の歳入は新型コロナウイルス流行の影響で0.6%増にとどまっていた。
23年の歳出は5.4%増。王氏は今年も「歳出の一定の強度を維持する」と述べた。
「23年の歳入の伸びは回復した。経済が改善したほか、22年は大規模な減税と手数料の引き下げで歳入が低水準だった」と説明。23年の一般歳入が21兆元(2兆9300億ドル)に達したことを明らかにした。「31の省・地域全てで歳入が増加した」という。
ただ、中国国家統計局が先月31日発表した1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は景況拡大・縮小の分かれ目となる50を4カ月連続で下回った。
不動産危機を受けて、地方政府の不動産売却収入も低迷している。