[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した2023年12月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月より0.9%増えた。増加率はロイターがまとめた市場予想の0.5%増を上回った。新築一戸建て住宅の建設支出が伸びた。住宅ローン金利の低下とともに一段と増加する可能性がある。
11月の建設支出の伸び率は0.9%増と、前回発表の0.4%増から上方改定された。
12月の前年同月比は13.9%増。2023年通年では7.0%増だった。
12月の民間部門への建設支出は0.7%増。11月は1.1%増だった。民間住宅建設投資は1.4%増。11月は1.0%増だった。
新築一戸建て住宅の建設支出は1.6%増加。市場に出回る中古住宅が恒常的に不足していることが背景。
集合住宅の建設支出は0.3%増。一方、工場など非住宅の民間建設支出は0.2%減少した。製造業関連が0.1%減少した。
公共部門の建設支出は1.3%増。11月は0.5%増加していた。12月は州・地方政府が0.9%増、連邦政府支出が6.4%増だった。