[5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した2月のロシアのサービス業購買担当者景気指数(PMI)は51.1と、前月の55.8から低下した。
好不況の分かれ目となる50を上回ったものの、13カ月ぶりの低い伸びとなった。需要低迷が新規受注を圧迫、企業は物流と労働者不足問題に直面している。
S&Pグローバルは、「全体でみると企業は引き続き業務の拡大を報告しているが、需要が低迷する中、新規受注の鈍化を指摘する声も多い」と分析した。
ロシアのサービス部門はここ1年、労働者不足に陥っており、一部の企業は人員確保の難しさと新規受注の伸び悩みから退職者の補充を断念している。賃金上昇と原材料価格上昇も企業のコスト負担増につながっている。
S&Pグローバルは、「一部企業は、サービス価格上昇で客離れが起き、受注が減っていると報告している」とした。