[バンコク 6日 ロイター] - タイの主要経済団体で組織するタイ商業・工業・金融合同常任委員会(JSCCIB)は6日、今年の成長率予想を2.8─3.3%に据え置いた。
経済成長の柱である輸出も2─3%増の予想を維持した。
昨年の成長率は1.9%だった。
タイ工業連盟(FTI)のクリアンクライ・ティエンヌクン会長は予想を据え置いた理由について、第2・四半期に政府予算が執行され景気が上向くと記者団に述べた。観光客の増加により成長が下半期に改善するとの見方も示した。
JSCCIBは今年の外国人観光客を3400万─3500万人と予想している。
新型コロナウイルス流行前は年間4000万人近くがタイを訪れ、1兆9100億バーツ(534億1000万ドル)を支出した。2023年は2800万人、観光収入は1兆2000億バーツ(337億1000万ドル)だった。