[パリ 2日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた3月のフランスHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.2と、速報値の45.8から上方修正された。2月の47.1からは低下した。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海の船舶攻撃の影響は緩和しているとみられる。
PMIは50が好不況の分かれ目となる。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は「フランス製造業の回復は少なくとも第2・四半期にずれ込む。生産高の減少ペースは、2年近く続く縮小局面で最も緩やかだったが、製造業は依然、顧客需要低迷、金利上昇、物価上昇といった大きな問題に直面している」と指摘した。
ただ同氏は「サプライチェーンの問題は緩和しているようだ。製造業者は紅海でのフーシ派の攻撃によるサプライチェーンの混乱から脱しつつある」と述べた。