韓国の住宅市場は大きな動きを見せており、ソウルの住宅価格は過去4年間で最も急上昇した。韓国不動産委員会の報告によると、7月の住宅取引価格指数は0.15％上昇し、6月に観測された0.04％上昇に比べ速い上昇を示し、2023年10月以降で最も速い伸びを示した。
特に首都ソウルでは、7月の住宅価格が0.76％上昇し、2019年12月以降で最も顕著な月間上昇となった。この急騰は、特に復興中または復興が予定されている地域での投資需要の高まりに起因している。活況の高まりを受け、過去最高価格で取引が成立するケースが相次いでいる。
住宅価格の高騰と、それが金融の安定にもたらす潜在的なリスクに対応するため、政府は今月初め、不動産市場の供給拡大を目指す構想を発表した。これらの措置には、急激な価格上昇を緩和することを目的として、今後6年以内に40万戸以上の住宅を新たに建設する計画が含まれている。
韓国銀行は、経済政策のバランスを取る必要性を認識し、利下げの可能性を示唆している。しかし、その時期については理事会内でも意見が分かれている。借入コストの低下が住宅市場の価格高騰をさらに助長するのではないかという懸念が根強い。中央銀行は8月22日に再び会合を開き、この件について審議する予定だ。
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